第1部PBLは、ソーシャルアクションカンパニー株式会社をプロジェクトパートナーに迎え、2回に分けてワークショップを実施した。いずれも日曜の午前10時に開始し、昼食休憩を挟んで午後6時まで、九州大学大橋キャンパス デザインコモン2階で開催した。

第1回授業(11/10)は、冒頭に「受講生が独自のソリューションを提案する過程を通じて、共創スキル及び独創性あるソリューションの構築スキルを修得する」という本PBLの学習目標を提示し、続いてチームワークに関するアクティビティでアイスブレイクを行った。その後、受講生各自が自己紹介を行い、「最低一人は専攻が異なるメンバーを含むこと」という制限のもとに3~5名のチームに分かれた。チーム分けは講師が決めるのではなく、受講生同士のコミュニケーションを創発させて行った。

その後、プロジェクトテーマ(上記)を発表し、ソーシャルアクションカンパニーと「actcoin」について、ソーシャルアクションカンパニー創業者・佐藤正隆氏から講演をしていただいた。昼食休憩を挟み、午後は「actcoin」の分析、ターゲティング、初期アイデア創出、仮説の洗い出しに関するワークを順次行い、解散した。

第2回授業(11/17)では、冒頭に各チームが考案したアイデアの概要を示す動画を全員で視聴し、改めてターゲットの絞り込みを行うワークを実施した。その後、昼食休憩を挟んで、午後にはプロダクトの修正と振り返りのワークを行い、各チーム自由にプレゼンテーションの準備を進める時間をとった。午後4時30分からは再びソーシャルアクションカンパニー創業者・佐藤正隆氏を審査員に迎えて最終プレゼンテーションを実施し、直後に担当教員(松永)と佐藤氏から講評を行った。

テーマ ソーシャルアクションカンパニー株式会社が提供するアプリ・サービス「actcoin」を活用し、ソーシャルアクター(社会貢献活動に取り組む人)を増加させるプランを提案する
パートナー ソーシャルアクションカンパニー株式会社
担当教員 松永正樹(九州大学ビジネス・スクール)
開催日時 2019年11月10日 (日)10:00~18:00、11月17日 (日)10:00~18:00
開催場所 九州大学大橋キャンパス デザインコモン2階
主催 九州大学大学院芸術工学研究院、九州大学ビジネス・スクール(QBS)、九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)